iOS向けChrome Remote Desktopが公開されました
本日iOS向けChrome Remote Desktopが公開されましたので、ちょっと会社で試してみました。
使用感としてはほぼWindowsのリモートデスクトップに近いものであり、十分に実用できると思いました。これは以前Android版を試した時と同じ感想であり、おそらくどちらも変わらない感覚で利用が出来るのではないかと思います。
が!!大きな制約があると思いますので、ちょっとその辺書いていきたいと思います。
- 社内のPCにはつながりません!?
このアプリを使って、私と同じように会社PCに接続しようとした方は多数いると思うんですけど、そもそもつながりましたか?恐らくつながらなかったんじゃないでしょうか。なんでかってこのアプリが使うポートは、一般的な企業で通信が出来ないポートを利用しています。
結構試してみた系サイトではなんの問題もなくつながっているんですけどね。。
少なくとも私が勤務している会社のネットワーク環境では利用できません!
このアプリに必要な通信ポートはtcp 443(https)の他に、5222(XMPP)も必要となります。443はまず開いていると思うのですが、5222ってまず開いてないと思うんですよね。。それにそもそもクライアントが直接外部に出れない構成がほとんどでしょうし。。そのため今日接続を試すときも案の定つながりませんでしたので、社内LAN非接続の別ネットワークから接続を試しました。
必要な通信ポートはこちらです。
Chrome リモート デスクトップ アプリ - Chrome ヘルプ
- どんな環境でつながるの??
まずは社内のネットワークを管理している情シス等あれば相談してみましょう。場合によってはFirewallの設定を変更して対応してくれるかもしれません。
新しいもの好きの管理者であればきっと開けてくれるでしょうw
あとはデータカード等を利用して直接インターネットへ接続しているPCや、自宅PCへの接続とかは問題ないと思います。けどそうなると利用用途って結構限定的になりますよね。常時稼動していて外部からログインしたいって仕事以外の用途で使いたい人って決して多くはないんじゃないでしょうか。
せっかくGoogleさんが展開するアプリなので、すべての通信をhttpsの中でやってくれればほとんどの環境で利用できると思うんですけどねw ただそんな事になったら逆に何が通っているのかわからなくて怖いですがね。
ただでさえSPDYが使われだしてから何が通っているのかわからなくて困るんですよね。Proxyのログを見てもどのサイトに行ったのかさえわからない。。SSLDumpしかないのかな??とか思っています。
ではまたです。